2025.09.22 (月)
北向きの土地の活かし方
土地選びにおいては東西南北のうちで「北」という方角は最も敬遠されがちな土地ですが、一方で建築業界では形状によっては「最悪」にもなれば「最高」にもなるとも言われています。
奥行きが浅い場合、つまり南北の距離が短い場合でしたら、ただ日当たりが悪くなってしまうだけですが、奥行きが深い場合でしたら日当たりに問題が生じにくい上、プライバシーが確保された庭をつくることができ、室内のプライバシーも担保されやすくなります。
つまり駐車場と庭が別々になると同時に、庭で遊ぶ子供たちが道路に飛び出す心配がないため、安心して庭で遊ばせることができます。そして、人目を気にすることなく家の中で生活しやすくなり、外に干した洗濯物も人から見られにくくなります。
ゆえ、北向きの土地に関しては、一概に良し悪しを語ることができないのですが、ただ一つ奥行きが浅い場合でも、あるいは深い場合でも「北向きの土地ならではの問題」というものが実は存在します。
こんにちは、シンプルノート下関スタジオです。
【ここがPOINT!「北側の土地」のデメリットをメリットに】
その問題は「外観が美しくなりにくい」ということです。
日当たりを優先すれば部屋が南に配置されるため、階段や水回りスペースなどが自然と家の正面となる「北」に配置されることになるからです。つまり、高さやサイズ、形がバラバラの窓が家の正面に並ぶことになり、これが美しさを損なう原因となり、それに加えて換気扇も北に設置せざるを得なくなり、これらが外観を汚していく原因になるというわけです。
その上、便利だからと勝手口ドアまで家の正面につけようものなら、ただただ生活感の塊を周囲に披露することになります。 そもそも家の顔となる表側に裏口の象徴である勝手口をつけること事態が間違った考え方ですけど。
以上の理由から、北向きの土地は外観の美しさを整えるのが難しいという問題が発生しやすいというわけです。
✔️美しさを整える工夫
この問題を解決するためには「南にリビング、北に水回り」というなんとなく家の基本となっているこの固定概念を頭の中からリセットしなければいけません。極端に言えば「北にリビング、南に水回り」でも良いと思えるようにするということです。
例えば、北側にリビングをつくり、中央に中庭をつくり、南側に部屋や水回りをつくると仮定します。この場合、南側に建つ隣の家から充分な距離を開けたところにリビングをつくることができると同時に、リビングの窓を南向きでつくることができるため、太陽の光がほぼ邪魔をされることなく入ってきます。
また、南だけじゃなく東や西に建つ建物からも充分な距離を開けた場所に中庭の東や西の窓をつくることができるので、1日を通して採光に苦しむことはまずないと思います。その上プライバシーが確保された中庭の窓はカーテンをつける必要もありません。
これにより外観は一気に美しくなります。
リビングの採光を道路面に設置する窓に頼る必要がなくなり、水回りや部屋が正面(北)ではなく隣の家が建つ東・西・南に配置されることになり、換気扇やエアコンなどが全て隠せるようになるからです。「中庭」からの採光があれば、部屋や水回りへも直射日光はもちろん、反射した光なども入ってくるため想像以上に明るくなります。
というわけで今回は北向きの土地で奥行きの深さに関係なく採光と美しい外観を担保する方法についてお伝えさせていただきました。
それでは。
株式会社藤川工務店 SIMPLE NOTE 下関スタジオ
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