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2026.02.10  (火)

日当たりはそれほど重要ではない

「日当たりの良さ」は家づくりをする上で最も重要なキーワードであると認識されていますが、固執し過ぎると家づくりのあらゆる局面で色んな代償を払うことになります。

例えば土地です。日当たりに良さに固執すれば、土地選びは必然的に「南向き」一択ということになりますが、人気が集中する南向きの土地は価格も割高に設定されがちです。また、よほど立地が悪くない限り値引き交渉の余地もありません。

その上、南向きの土地は需要が供給を上回りがちなので、南向きに固執してしまうと住みたい地域でいい土地が出てこないという状態を生み出してしまいます。

そして、インフレが進む現在では、その時間のロスによって建築費が割高になってしまったという状況を招きかねません。

 

こんにちは、シンプルノート下関スタジオです。

 

【ここがPOINT!南向きの概念をなくす!】

 

また、日照を阻害されないぐらい広く土地を買えば、南向きに固執せずとも日当たりがいい土地を買うことが出来ますが、この場合も当然、土地価格は割高になってしまいます。かつ、この場合に至っては外構工事コストも跳ね上がるし、その後払い続けていく固定資産税までも割高になるという悲しい現実が待っています。

ゆえ、土地選びの観点からしても「日当たりの良さ」にあまり固執し過ぎないようにしていただけたらと考えています。

日当たりが良くないのであればそれを考慮した上で間取りと窓を設計すればいいだけです。

 

✔️家づくりにも支障が出やすい!?

 

また、日当たりに固執し過ぎると肝心の設計にも支障が生じます。まず、南向きの土地に建てる場合、全ての部屋を南向きでつくりたくなるため家の中が開けはなたれた状態になります。

そして、それを防ぐためにカーテンが必要となり、そのカーテンを開けることがないまま薄暗く開放感が感じられない空間で毎日を過ごすことになります。

また、それに加えて耐震性にも支障が出かねません。南向きに開口を多くつくればその分壁量が少なくなるし、一方で窓がそれほど必要ないと考えられている対極の北ばかりに壁量が多くなり、結果、壁量バランスも最悪な状態になりがちだからです。

さらに部屋を南向きでつくれば必然的に水回りが北に配置されることになりますが、そうなれば湿気の多い水回りに直射光が差し込まない上、風通しも悪くなってしまいます。室内干し中心のご家庭にとってはあまり好ましい環境ではありません。これらは生乾き臭とジメジメ感の原因になる上、洗濯物も乾きにくくなります。

 

これらが、日当たりがいい土地で起こりやすい問題です。

 

✔️外構の予算オーバーが起こりやすい!?

 

また日当たりに固執し過ぎると外構工事では予算オーバーに大いにつながることになります。

南向きの土地の場合、ウッドデッキをつくるにしてもウッドデッキ費用だけじゃなく目隠し費用も同時に必要となるし、開けっ広げの家で防犯に不安が残るため心理的に敷地に入ってきにくい工夫をしなければいけないからです。

日当たりを確保するために土地を広くした場合、単純に外構工事の施工面積が大きくなるし、おそらく目隠しや心理的に敷地に入ってきにくい工夫が先程同様に必要となるからです。そして、当初計画していた予算から簡単に2〜300万円も予算がオーバーするという結果となってしまいます。

 

いかがでしたか?

 

この説明だけではあまりピンとこないかもしれませんが、日当たりのいい土地に立ち並ぶ家の多くをご覧いただくと、「あ。そういうことか」とお分かりいただけると思います。

まとめると、日当たりに固執すれば全てのコストが割高になると同時に、その割に思ったより住みにくい家になってしまう可能性が高くなる。

という考え方も知っていただきその上で広い視野で家づくりを考えていただければと思います。

 

それでは。

 

株式会社藤川工務店 SIMPLE NOTE 下関スタジオ

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